汗疹(あせも)
汗疹(あせも)とは
汗疹は、汗を大量にかいたあとに、汗を排出する「汗管」の詰まりにより、汗が肌の内部にとどまる事で生じる様々な症状をいいます。
汗疹の種類
- 紅色汗疹
汗疹の症状のほとんどがこの紅色汗疹(こうしょくかんしん)です。角層内部の「表皮」と呼ばれる部分の汗管に汗が詰まり、かゆみを伴う小さな赤いブツブツができます。首周りや、関節部、着衣で締め付けられる部位など、汗で蒸れやすい部分に発症します。強いかゆみを感じることが多く、搔きむしって悪化させないよう注意が必要です。
- 水晶様汗疹
水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)は、角層や角層直下の皮膚の表面に近い部分で汗が詰まって出来る汗疹です。白色または透明の小さな水疱がたくさんできるのが特徴で、かゆみなど自覚症状はなく数日で自然に治ります。
原因
大量の汗をかくことが原因で起こります。汗を排出する管が大量の汗(汗の成分やホコリ)によって詰まり、汗が皮膚の中に溜まって周囲の組織を刺激する事で発疹ができます。
高温多湿の環境下や、通気性の低い衣服やギプスを着用している時などに発症しやすいです。
検査
皮膚の見た目や症状、環境因子などを総合的に評価して診断します。
治療
汗をかきやすい環境を避け、こまめに汗を拭くなどして皮膚の清潔を保つことで、自然と良くなることがほとんどです。
しかし、紅色汗疹が進行しかゆみが酷い場合には、副腎皮質ステロイドの塗布薬を処方します。
受診できるクリニック
- 泉ガーデン桜十字クリニック
〒106-0032 東京都港区六本木1-6-3 泉ガーデンウィングB1(泉ガーデンテラス4F部分)
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